課題解決の最前線

サイデン化学の
開発事例

開発事例

アクリル‐タッキファイヤーハイブリッドエマルション

製品カテゴリ
  • 水系粘着剤
用途分類
粘着剤全般

開発事例の内容

  1. 開発の背景と課題

    水系粘着剤では、粘着力を高めるためにタッキファイヤー(粘着付与樹脂)エマルションを添加することが一般的です。
    しかし、タッキファイヤーエマルションは、固体樹脂を溶剤で溶かしてから水と界面活性剤を加え、エマルション化した後に、加熱や減圧で溶剤を除去する必要があり、製造工程が複雑でコストが高くなる傾向があります。
    また、溶剤が完全に除去できない場合には、残留溶剤が問題となるケースもありました。

  2. サイデン化学の開発アプローチ

    私たちは、固体タッキファイヤーをあらかじめモノマーに溶解させてからアクリルポリマーを重合することで、一体型のハイブリッドエマルションを開発しました。

    この手法により、別途タッキファイヤーエマルションを製造する工程が不要となり、製造にかかるエネルギーを削減しつつ、コストを大幅に抑えることができ、且つ残留溶剤の問題も解決できました。
    さらに、粒子径の制御や、タッキファイヤーとアクリルエマルションに共通の界面活性剤を使用することで、相溶性・耐水性・粘着特性の向上を同時に実現しています。

    得られた効果
    高粘着・高耐水の水系粘着剤を低コスト・低環境負荷で生産する技術を確立し、さまざまな工業・包装・ラベル用途への展開が可能となりました。
  3. まとめ

    製造効率と性能の両面から改良を実現したハイブリッドエマルション設計技術により、水系粘着剤の新たなスタンダードを築くことができました。

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